カレーたまごの日記

小説やノベル、文芸について書きます。

雨のナポリタン。

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ナポリタン。ケチャップで作る。

 

終日の雨の東京だった。霧雨が音もなく舞い散る。噴霧され蒸されるでもなく、異常に涼しい。

 

確かに折角の日曜日。朝からずっと雨が降ってそのまま選挙投票日までずっとずっと降り続けばいいのね、とか思っている党派の方も居るかも知れないけど、このままじゃぁいけない、休みがタイムアップしてしまう、そうならないためにも、決死の外食へ繰り出すファミリーもあるわけで、そんな風な感じの方々で店内はほぼ満席状態だった。

 

大人気のナポリタン。

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今読んでいるのは『売女の人殺し』ロベルト.ボラーニョ著。

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スペイン料理のレストランのカウンター。

 

祝杯の祝祭には素敵な居心地のいい時空がよい。マツリゴトの政と祭。まだ連呼絶叫の物乞い大音声はないけど。懇親の交流会も花盛り。支援応援。集票も相対論。衆愚も愚民もレッツゴー。

 

今読んでいるのは『売女の人殺し』ロベルト.ボラーニョ著。短編小説集だ。丁度、表題の「売女の人殺し」を読んだ。恐ろしい小説だ。娼婦が若いダンサーを連れ込んで意識を奪い硬い椅子に全裸にして縛る。拘束される前に性交したみたいだ。そして呪詛を延々と。一方通行の通話。行為の最中に散々、逃走のモラトリアムな言説を吐いたのに、気がつかなかったとかの、言い訳をいいながら、最後は青年を抹殺する。自己都合な身勝手殺人だ。不条理な因果無視の一方性。世に言う世俗の暴力だ。拘束して抹殺する。油断させて性行為を行い抹殺する。非対称性の恣意性だ。

 

ハモンセラーノの削ぎたての生ハム。旨味が溶け出す。

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事実をチェックすればいいだけね。

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金曜の夜は生ビールが最高だね。

 

結果を売りにするライザップが話題だけど。今回は「井上和香」。素晴らしい変身ぶりだね。三ヶ月でこれだけ改革変身できたサプライズは当人の悦び溢れ輝くバディのファクトで証明したわけで。事実を隠蔽し歪曲する我らが安倍総理とは雲泥の差があるわけで。見苦しい言い逃れのその場凌ぎで、印象操作とかいう御仁。おいおい。事実を明示すればすむだけのことを。今回の井上和香、最高に輝いているね。感動した。

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凱陣でお刺身を戴く。

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香川県の琴平の酒蔵が醸す。「悦 凱陣」珍しく雄町。香川って雨が少なく稲作に向かいない土地柄だけど。ため池がたくさんある。だからうどんが盛ん「主食」なんだかな。

この酒蔵はいろいろ酒米を調達して酒造しているのだけど、「亀の尾」「山田錦」「八反錦」今回の「赤磐雄町」いいね。

 

お造りに実に合うね。

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確かに刻印の鮮やかなる。

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鳴門の天然の鯛、貝にマグロのお造り。その器に驚嘆した。川喜田半泥子の直弟子、坪島土平作の大胆かつ自由極まりない造形だ。

 

全ての演目が終了し、鳴り止まぬカーテンコールも断ち切って、完全なる空が出現するかの舞台装置の妙の如き、豊饒なる賑やかな喝采の残響も聴こえそうな予兆すらも。

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確かに刻印の鮮やかなる。土平..。

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“老後2000万円” 報告書まとめた担当局長退任へ 金融庁...露骨過ぎね。

金融庁の幹部人事が発表され、老後の資産形成に関して「およそ2000万円が必要になる」などとした審議会の報告書を取りまとめた担当局長が退任することになりました。

2日発表された金融庁の新たな幹部人事では、遠藤俊英長官が留任する一方、金融市場のルールづくりなどを所管する企画市場局の三井秀範局長が今月5日付けで退任することになりました。

三井局長は「老後に2000万円が必要になる」などとした審議会の報告書の取りまとめを担当し、国会で「審議会の議論をサポートする事務方として配慮を欠いた対応だった」などとして陳謝していました。 

信賞必罰なのかな。恐怖人事ね。このタイミングで責任を取らされたわけね。選挙の争点はまぎれもなく、年金だね。百年安心が虚偽だったわけだし。誰が責任とるのかな。それこそが今度の参議院選挙の争点だね。改憲だと?急ぐことないじゃない。

 

そう言えば朝日の記事が話題だけど。何故に若い世代が安倍自民党を支持するのかって分析してた。便利で快適な世の中(幻想ね)になってネットで何でもできちゃう。スマホをずーっと握ったまま死ぬまで使い続けるかも。狙われたターゲット。依存の罠があの物体にもあるとか。気分は保守ですぐ不安になっちゃう。自己承認の罠も然り。「いいね!」欲しさに。強迫観念にやられて。いつも繋がっていたい。相互監視の相互依存。同類相哀れむじゃないけど。SMの関係のようにもっと弄って欲しいとかもっといたぶって欲しいとかの倒錯した事態になっているかも知れないね。倒産目前の会社員のような。何が自由で民主な..政治かって思うわ。

 

でもこの朝日の記事を読んで死んだコラムニストの勝谷誠彦を思い出した。朝日のエリート気取りが何を弱者に寄り添うだと?巫山戯るな!みたいな、文春出身だから知らないけど、激烈に朝日を批判していた。アルコール中毒で死んでしまった。凄くショックで残念だ。彼が書く文章が好きで何冊か買って読んだ。

 

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電撃の首脳会談とハモンセラーノぉ。

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ハモンセラーノ。ポークの殿堂。原木から削る。その削りたてが格別においしい。削りたての鰹節が凄く美味しい出汁を醸すような。

 

まろやかな色合い。美味しさが肉質から滲み出る感じ。

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それにしても電撃だった。朝鮮半島軍事境界線を跨いで握手して、直後に板門店でトランプとキムジョンウンは米朝首脳会談ツイッターで呼びかけていた米国大統領に即応したとか。G20の最中だったのに。日本の外務省は「知らされてなかった」らしいけど。我らが安倍総理も多分、自宅のソニー製かどうか知らないけど、テレビで見たのかしら。蚊帳の外ってこのことね。

誰かのツイートで「脅せば金を出す」相手と我が国の総理大臣を見抜いて恫喝と一方的友愛でどんどん「自国の利益」を稼ぐと言うけど、何かもうあれね。売国の奴を越して否、どんどん道化やらお人形さんへなっていくような。奈落の底よ、さようならぁ〜。

 

生ハムの物悲しさを噛み締めながら。

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フォアグラって、凄くおいしい。

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今夜もラミティエ@高田馬場。CP日本一。そりゃぁカンテサンスもロブションもコートドールもムッシュミクニの豪華レストランもあるけど。ビストロがいいじゃない。美味しくて激安。ザのつくフレンチレストランってうん万いっちゃうわけだし。一夜の歓楽でそんなうんマンって凄くコスパ悪い。ZOZOとか元ライブドア役員以上とか、幻の冬の出版社の社長とか、AK◎とかをプロデュースしているあの御仁とか政権中枢の取り巻きとかではないならば。高田馬場のこの名店にレッツゴーゴーでしょ。間違いない。これっきゃない、ない。山は動いたぁ?大昔のマドンナ旋風かよ。G20終ったけど。

 

幻のフォアグラのテリーヌね。イレギュラーだったけど、しっかり味わえた、濃厚なフォアグラが生き生きと喝采をあげていた。

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こちらはビューレです。これまたフォアグラが濃厚なテイストを醸します。トーストも素晴らしい。

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ボラーニョ『第三帝国』を読了する。

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牛ステーキ。

 

山葵のソースが鮮烈。

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好きな作家の小説を読み終えた。『第三帝国』ロベルト.ボラーニョ著。大著『2666』は最終的には自力で完成出来なかった。本作は遺稿から発掘され世に出た貴重な作品だ。

ある夏のバカンス。ドイツ人カップルがスペインの海岸にあるリゾートホテルに滞在する。主人公のウドはゲーマーだ。恋人との華麗なる夏休みをゲームの思索に充てようとするも、旅先でのありがちな誘惑に翻弄される。滞在するホテル。海岸での出会い、そして放蕩..。火傷の男とゲームに励む。知合った男が溺死する。客室係のガールとセックスしたり、ホテルのマダムを誘惑するも果たせない。

作中に戦争ゲーム「第三帝国」が展開する。題名の通り。作者ボラーニョはナチへの憎悪を隠さない。圧制者、独裁体制、全体主義に作家のイマジネーションが歯向かう。

文体は日記風。時系列に沿う。やはり日記が重要だ。

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活況を呈す川沿い。

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快進撃の日高屋系、焼き鳥のお店。駅前の好立地。2020年目指して、しかも消費税率アップ目前の、しかもこれで国政選挙が我らが安倍総理の党勢が増したならば、「国民の総意」に基づいてとかの、三原じゅん子が国会で叫んだが如く、忖度も越えた、悲願の一億総愚民の欣求成就の如く、憲法は改悪されていくのかな。別に改憲してもいいけど、今の政権では具合が悪い。そう思ってしまう事象が多いのも仕方ないな。

そんなわけで、マンションが建造ラッシュ中のこの界隈、川も近くにあるのだけど、どぶ川の生臭い悪臭が漂うのが、つらい。どうせなら党派越えた「河川改善」のムーブメントが起きればいいのに。もう福祉も平和も期待出来ないならば、川ぐらい綺麗にして欲しいな。

 

江戸情緒とまではいかない、染物の街の名残を現代風に変えてみて、異国情緒くらいはあるかもの、黒刷りの二階建てアパートメントが川沿いに軒を並べる。

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今頃の季節になると思い出す場所。

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 六月も下旬。西から大雨がやって来る。この石垣の前で楽器の練習をした。メトロノームの刻む規則正しい音律に合わせて。サックスパートの練習だ。

 毎年、夏に演奏会があった。この時期、朝練もスタート。演奏会の準備はいろいろあった。プログラムの製作、チケットやちらしの配布、ポスター張り。

 先輩後輩そして現役OBの上下の人間関係は厳しかった。吹奏楽部のクラブ活動だった。

 完全燃焼の夏。空襲で市街地が破壊されたけど、お城も校舎も燃えたけど。我が青春の音楽は響き渡る。この石垣の前で。最後の夏、校舎移転前の最後の演奏会。

 

その高校の後に博物館や美術館、そして公園ができた。帰省すると訪れる。

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牛肉のイチボを喰らう。

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オーストラリア牛、その部位はイチボ。

イチボは、簡単に言うと牛のお尻の先部分の部位です。お尻部分の肉自体は、「ランプ」と呼ばれていますが、イチボはお尻の下部にある部位です。この下部にある部位ですが、臀骨部分がH型のためにエイチボーンと呼ばれており、それが縮まって「イチボ」というネーミングになった、と言われています。

イチボは、カルビのように目に見えるような脂感は無いのですが、旨味がしっかりとある赤身であり、硬さは無く柔らかな肉質ですので、普段希少部位を食べ慣れていないという方でも、抵抗なく食べることができるのではないでしょうか。

 

肉は赤身がいい。マグロだって赤身が脂乗り乗りより、上品だし格調高いわけで。

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自由に書こう。

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「何者にも 媚びることなく 焼きたい物を焼く」

 

誰にも命令されることなく、我が己心の為すがまま。陶芸の世界だけでなく、全ての表現に通じる、心のありようだ。

 

自由自在。しかしその道は厳しい。自分本位と我が儘は違う。自由と放逸も違う。

 

 

 

 

 

高津川の天然鮎を喰らう。お初のお初。

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遂に!お初の令和初の鮎だ。解禁後の天然鮎だ。しかも日本一の高津川の鮎だ。

 

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鮎と言えば。浜崎あゆみ..なんかじゃない。

 

炭火で丹念に焼き上げる。塩焼きの鮎。

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鮎のお刺身。鮮度が命。届いたその日限りの儚い命さ。峻烈な鮮烈さ。清純な純潔。硬いけど味わい深く滋味深い。相反するカオスを味わえ。そんな賛否両論の喝采も祝祭だ。どうにでもなれ。どうにでもいい。そんな潔い味わいだ。文学の根幹を揺るがす第七官界を彷徨したその果てに見る奇怪な味わいだ。

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