カレーたまごの日記

小説やノベル、文芸について書きます。

華麗なる晩餐の準備やいかに?

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昨日の昼間はお店で堪能した。座敷の座卓で雛祭りに因んだ「弥生すし」をランチにこの宗玄。被災後の渾身の一献となる。雄町の無濾過生原酒だ。宗玄といえば無濾過生原酒。

お土産にというか夕食にもうひとつ。買って帰る。

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あとで中野上高田の酒屋へ行くのだがその前にマグロ中心の刺し盛りを買う。

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「魚は凄く値上がりしてますよ。物価対策がしょぼくて。未だに物価が足りん。デフレに戻らせないとか。まだまだ物価上げたいんですよ。あいつら逮捕ですよ。挙げ句。賃上げの努力不足。賃上げしたら大義名分堂々と値上げしまくりじゃないですか!」

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いい感じの土曜夜の味のコントラストだ。

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伯楽星が鎮座する誠に荘厳なムード。

のんびり文学でも思いを致しつつ。保坂和志の創作小話が面白い。何回読み返した不明だが今も読んでいる「書きあぐねて〜小説入門」の文庫版のおまけが個別の作品の創作エッセーになっている。

世界との関わりで言うならもろ政治にアクセスだがこのコミットメントは保坂にはナッシングだ。確か今の総理大臣と同じころ同じ大学構内で遭遇していたのではないかしら。野田総理をこき下ろす文章をどこかで読んだことはあるが猫の方が現実政治よりも「世界に通じる手触り」という結論を下しているかに見えてしまう。大変面白い。

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作家それぞれ書きたいことを書くと言うより書けることしか結局は書けない。今はAIがアシストしてくれる。発想は思考の前段階である無識までも改竄してくれそうで保坂和志のような手書き作家の存在が逆照射されクローズアップされることだろう。希少価値は随分あると思う。