カレーたまごの日記

小説やノベル、文芸について書きます。

美味しいラーメンを喰らう。

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覆めん花木@東中野へ行く。開店前5分。山手通りの歩道に面した場所に店がある。毎月ではないけど不定期ながら通っている。ラーメンはこの花木が定番だ。ショップカラーはイエローだ。開店前にタクシーで乗り付け半開きのシャッターを手で開けて店に入ったこの男は師匠のホワイトだ。

五時ジャストにxにポストすることがある。前回そうだった。スペシャル・サービスだ。今夜はなかった。秋刀魚をコールした。

いつもの席に師匠ホワイトが座る。店の奥に入ったり出たり。

ラーメン店は店ごとにいろいろな流儀がある。初めて入店するとき戸惑ったりする。

「ワンタンはどうしますか?」

「え?」

初めての客だ。

ホワイトボードに本日のワンタンが書かれている。三つあるなかから選べばいい。

「おまかせで」

「この中から選んでください」

「それじゃぁ。生姜とあおさ」

頼み終えてしばらくして。

「訳がわからん」

男がつぶやく。

そのひとつ向こうの左隣に師匠ホワイトは座る。f:id:coolmactatuki:20231124182536j:image

寡黙な店主である。愛想はないがどんぶりの中ではかなり饒舌である。わいわい賑やか。美味さはこの喧騒の如き喝采だ。スープがいつも違う。定番スープ以外に多種多様なスープに挑んでいる。今夜も美味しい。多層的なオイリーな味わいが素敵だ。

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