カレーたまごの日記

小説やノベル、文芸について書きます。

受賞、直後の..。

 

芥川.直木賞の受賞会見をNHKのネット中継で全部見た。60歳を超えて受賞した若竹さんの話が印象的だった。方言、おばあちゃん、新たな文学のテーマであり手法であろう。

 

確かに記者の質問もありきたり.どんな気持ちですか?嬉しいに決まってる。
家族や友人に対しては?有難うに決まっている。

 

いつも思うのは文学の作者とジャーナリズムの記者の言語活動の違いをスパークさせる「記者会見」であれば面白いなということ。

 

どうせ出版社の広報だろうとか、今後ますます厳しい出版事情..に明るい話題とかの門切り型の予定調和ではない..あらたな試み。新しいことにしかもう価値は無いわけで。

 

なぜ受賞したのかその理由が知りたい。作品の生成には誕生秘話という極上の物語が絶対ある。

 

しかも作者の意図を超えた時代の声、同時代の無意識の集合があるということ。その論点で記者は記事を書くべくだろうと。時代と文学。社会と文学。その一番最新の話題性をば。