カレーたまごの日記

小説やノベル、文芸について書きます。

残雪の雑念

 

晴れ渡る。雪が降って今度は花粉が飛んでくる時節。屋根には残雪。日陰の保存法。太陽光のひさびさ。オレンジ色と白。

ノベルのアイデアは今のところデジタルコンテンツから取得する。もう情報環境はネットデジタルなワールドになっているという現実。しかも密室作業の流れが強い。晴耕雨読の天候変動に沿った生活にも馴染む。

そこで居ながら想像力を倍増すると。例えば今、iPadがなんとなく欲しいでもiMaciPhoneがあるのに。そんなにあっちこっち出歩かない。そうなるとどうなるのか。もっとデジタルコンテンツ例えば電子書籍に予算をキープしておけばいい。という感じ。しかも動画編集をやらないとなるともうスペックは満ち足りておりそれ以上は不要でもある。動画制作する今時の連中は常に快適を目指すからこそ散財を美徳と勘違いして皆に言いふらす。さて。

そんなわけで高城剛の極端な持ち物から開陳される異次元のミニマムな思考性が浮上する。人それぞれ。海外旅行も興味なければ外食もそう。美味しいものを食べなくてもバランスの取れた必要最小限の食事でいい。酒もタバコもギャンブルも関心なし。名誉欲も物欲も要らない。ネットで炎上しなくてもいいしROMも最近はアホらしくなる。そうね。このアホらしくなるという転機を活用できれば。

その昔、矢沢永吉が巨額の横領にあった。信頼する男に数十億を横領された。怒り狂って荒れた。ところがふと「アホらしくなった」という。自分を客体化して眺めた。どーでもいいじゃん。そんな諦念なのか解脱だったのか。そこからコツコツ。