カレーたまごの日記

小説やノベル、文芸について書きます。

雪降る馬場

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一晩明けてこの残雪ぶり。東京某所の降雪風景だ。雪国の方々からすれば何を大騒ぎしておるの?となってしまうわけだけど人それぞれの地域性やら雪体験もあるわけで。東京発の情報過多は否めないけどそれはそれ。

首都圏の今を認識するのもリテラルでいい。

高田馬場に雪が降る。入試のために広島からやって来た高校生が高田馬場のビジホに宿泊している。最後の最後のリハのような受験勉強の最中ふと窓を覗くとゆったりと深々とボタン雪が舞う。雪化粧の馬場。交通網は平常運行。焦ることもない。入試会場へは地下鉄で向かう。あのWの大学だ。正門から会場に向かう。

「ねぇ合格したら一緒に祝おうよ!」

ボーイッシュな制服姿のスリムなガールが微笑んだ。

「一緒に合格できんでもなんかやりゃええ」

「おお。方言だね。あのグループのナチュラルな言語?」

Perfumeよ。ノッチの実家の近くでもないん。うちは島から来たんよ」

「そうなん?うちは地元新宿上落合なんじゃ?」

「そうなん。どこにあるん?」

「ホテルの方がよくない?」

「それなら試験が終わったら馬場のビジホに来ん?」

高田馬場のビジホってどこ?」

「エクセル・インじゃ」

「行く行く」

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