今夜も人気店に通う。カウンター席の悲喜交々。店主の真ん前センターポール。こえでかい。
日本の飲食店は常連文化が色濃い。開店以前の店主が修行していた頃からの常連もいれば、ここ何ヶ月かの常連もいる。このごろの物価高は全国民にのしかかるが一部の富裕な人々には痛くも痒くもない筈だがもっと高級高額な飲食店からダウンサイドして常連となることもある。大人の居酒屋を標榜して頑張って来た店だからこそ今や和食店として人気を博す。日本酒オンリーやってきたが大概の金持ちグルメの連中はワイン族だ。贅沢な肉に美味い野菜を食べる。牛もいいが馬もうまい。オーガニックワインは出汁と合わさる。
コロナ以降物価高になってデフレ時代の外食産業の参入し易さが商売し辛さと表裏一体だった。コスト高騰ながら飲食店はどんどん値上げする。それでも客はダウンサイジングでやってくる。まるで為替レートの優位性の如く。外国人は日本を楽しみ日本国民の大多数はお呼びでない。そんな売国促進・デフレ完全脱却の戯言を気にせずに美酒に酔いたい。カラスも美味いらしい。
