カレーたまごの日記

小説やノベル、文芸について書きます。

ノベルの可能性やら。

日記というか日々の備忘録メモを書き綴りながら小説の胎動を実感する。リアルとフェイクなバーチャル。今では誤認も錯誤もあいまって総合的な結合と混合や融合の顛末は作品というより商品でも製品でも賞品でもない蠢くの蹲りを曝け出す。魑魅魍魎のダークマター。目に見えない抽象や形而上。もしくは想念思念の概念表出未然な意識領域。ネットにころがる数多の事象をディープにアルゴリズムが掬い取り編み上げるAIの所業を凌駕するには劉慈欣「三体」のあの壁面師のテレパシーがクローズアップされる。智子の監視をすり抜けるどころか。無意識のネットワーク。脳内思考の連携。

卑近な出来事で言えば、なろう投稿した自作小説が100万文字を超えた。定期的に我がノベルを採取する痕跡が現れる。光栄でも何でもない。不気味な収奪まさかの略奪。

AIと小説の今後に関して質問された小説家村上春樹はパグだらけの作家脳をアルゴリズムはうまく扱えないと話した。春樹氏がAIにどれほどの知見があるのか定かでない。落合陽一が言うようなデジタルネーチャーになった今の状況ではかつての売れっ子作家がどう足掻こうがそのデジタル世界にいる読者へのアプローチやアクセスは今まで通りであるはずはない。そこを質問者は問い糺したかったはずだ。もう俺には関係がないではすまない。でも小説家の思考や想像力がAIとの共生を可能にできれば面白い。

イメジネーションの連携とネットワークがますます大事になるだろう。