ノベルを書くのってやぱり先生とか師匠とかいないとダメだけど。僕は好きな作家、好きな小説に影響を受けた。そんなの当たり前だけど。
三島由紀夫や村上春樹。でも彼らの文章を書き写したり、声を出して読んだり暗記したりしたわけではないけど。
書くって最終的には無意識だから慣れ親しんだ文章のリズムや息づかい、それから物語の展開も何となく記憶のレファランスからたぐり寄せたりするよね。
直近の読書は大いに文章に反映されるかもね。僕も体験があるけど。ロベルト.ボラーニョ「2666」をまさに熱狂的に読んでいるとき、凄く切実にノベルを書きたいと思ったんだよね。
自分のノベルにボラーニョが出て来た。自分のノベルを書きながらボラーニョを読んだ!
この体験はノベル執筆の原点かもね。ボラーニョの「2666」が僕のノベルに現れんだね。
こんな感覚的な原点がたくさんあれば楽しい。