2017.7.23
馴染みのお店に通い続けるって人生の愉楽の中でも極上部類なんだろう。数理に長けて年収もあって恋愛も充実、前途洋々たる人生展望も開けまくって太平洋、というような人間もこの世に５万と否、今はやりのコントで言えば「35億！」。でも巡り会えなきゃしょうがない。運命のお店。運命の人。それは..。
あるグルメマニアが週刊誌に暴露されて消えた。不思議だったのはあれだけ素晴らしい飲食店を食べ回って極上体験したのにマスコミに糾弾されて抹殺された。身から出た錆なのかそれともジキルとハイドだったのか。辛口評で恨みを買ったのか。美食家たちから嫉妬されていたのか。飲食店にまつわる辛口と言えば友里という人物も有名だけど。本音トークといっても批評ではなく「為にする文句」のようね。ブログ読んでいてもだんだん嫌になって行く。それって野党が与党の批判ばかりして何ら建設的な議論をしないのと似ているからか。党派の垣根は越えがたい永遠の闘争があるのだろうか。
大好きなお店に行っておいしい食事とたのしいもてなしを受けて常連客になる。マナーに気をつけて自分たちの時間をお店の中で楽しむ。おいしい時間が流れる。店内には美味しさのムードに満ちた時空が厳然と存在している。店主はその象徴的構図の張本人だ。創造的主体が蠢く。美的感覚すら触発喚起するマジックである。またやってきたいなと思う。また来たいな。
