快晴だ。開高健「夏の闇」を少しずつ読みすすめる。旅先で落ち合った十年ぶりの焼きボックリ。実在モデルとの邂逅が小説の虚構世界で実現する。旅好きの作家が異文化の中にもうひとつの旅を加える。穂高のベースキャンプ涸沢に憩うような逝こうような。二人して食欲を満たそうと内臓料理屋へ赴く。腎臓やあそこの希少部位のあれこれ。妖艶な食事シーンだ。吐きそうになりながらむせ返りながら咽べ。詩境豊かな直裁さ。
連日の負担増にまつわるエトセトラ。可処分所得が減りますな。名目上がってもこれじゃぁお話にならない。役所丸投げで思う存分検討なしの見当違い。いい気分なんだろうな。それでも居座れるレームダックの悪あがき。でもそんなこともない。まだまだチャンスはある。