カレーたまごの日記

小説やノベル、文芸について書きます。

渋谷の夜は。

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昨夜は渋谷にいた。毎月通う高太郎に行った。

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JR渋谷駅南口から桜丘へ向かって戻ってきた。ハロウィン。日本に来た外国人が仮装して盛り上がるだけでなく捌け口を求める連中の格好の表現表出の時空の祭りと化すらしい。

渋谷区は「渋谷に来るな」と事前PRをうった。行政機関のこのような打ち出しに何かしら違和感もあったが何かあったらやはり責任は誰も取りたくない。増税にこだわるメガネのお方もそうだろう。他人のかいた文章をよみあげるだけの他人任せの御仁だからこそ当事者ではない自分がなぜ責任なんかとるわけない筈だ。

開高健「輝ける闇」を読んでいる。面白い。ベトナム従軍の経験が小説になった。1968年刊行。ベトナム人との対話が面白い。今起きているイスラエルの戦争を当てはめてもかなり重なる事態の深刻さとその渦中の人間たちの蠢き。

「誰も行かないから自分で見にいく」

アメリカの軍事介入が事態を悪化させたベトナム戦争の教訓は日本の安全保障の内実を抉る。まさかの有事にアメリカが守ってくれると思っているお花畑の人々が戦争に夢を持つはずもない。経済破綻してまで軍事立国で平和を守るという連中は売国奴の極みだろう。なぜなら戦争は軍事では解決しない。最後は話し合いの外交で終結する。終わらないのは軍事先行だからだ。軍人は和平できない。死ぬまでやるだけだ。

最近面白いニュースが多い。「デフレの完全脱却を目指す」というこの国の首相の言葉が報じられた。報じ方に問題があったのかもしれないが経団連の幹部と懇談して「ずっと金融緩和して円安にしておきますね」「献金よろしく」とでもいうことかしら。世襲議員の典型的な身内インサイドの目線しぐさため息なのかもしれない。国会で身内に言われた通りの受け答えだったに過ぎないのかも知れない。国民をインフレで弱体化させて思う存分自分達の政治をやろうという国民貧窮政策がどんどん遂行されていく。自分達の延命のためだけに国民の大多数が不利となる負担を我が物顔で推進する奴ら。

今の政治をやっている連中の仮装の化けの皮を誰が剥がすのか。