ノベルは毎日、地道に書く。私的に日記を毎日書いているのだけれど。
友人が大学で「物語論」を教えていて、文学部ではなく、医学部なのだが。
5年ぶりに会食した。折角新潟から東京に出張して来た、それで予約の取れないお店に連れて行った。渋谷の高太郎。「食べログ」の「居酒屋」で全国3位(最近)だった。
まぁ上二つは地方のお店だから実質、東京一だしそれって確かに日本一かも。まぁ「食べログ」だからミシュランとかのグルメ連中には叱られちゃうかも。知らないけど。
「大学で物語論って何やってるの?」
「患者の人生の聞き取り、だね」
「リアルな人生の語りですかぁ」
「医療にとっての物語は重要なんだ」
「なら俺の送った小説読んでくれたの?返事とかないじゃん」
「あれは俺のことを書いたんだろ。自分が、登場人物..難しいよ」
「そうなの。俺はかれこれ日記を書き続けている。日記が俺の最高の物語だね」
「.......」
「創作主体の見聞が事実から虚構性を得て作品になるんじゃないの?」
「俺たちのやっているのは事実、現実なんだけどね」
「お前は日記書いてないけど..」
「そんなもんは、いらない!」