夏にご用心。東京某所ではいきなりの「梅雨明け」で拍子抜け。連日の真夏日もここに来て小休止かな。
台風が接近中だけど。インナーでいろいろやればいいけど。真夏の読書。これしかないか。ノベルも精進せねば。
『偽りの街』フィリップ.カー著。を再読している。今年三月にカーは亡くなった。愛読していた作家だった。六十二歳だった。
私立探偵グンターシリーズの第一作だね。もう数回は読んでるけど内容はすぐ忘れる。楽しい読書だ。青春再読だね。愛読書は何回も読み返して楽しもう。
本作はナチ台頭の時代背景で、ベルリンオリンピックの描写もある。今のこの国と類似する何ともいやな気持ちになるわけだけど。自由を縛ろうとあの手この手。独裁の道へ向かおうと。回りの連中がいろいろ群がっている。
時代設定をこんな暗黒の時代に設定するのもカーらしくていい。
差し詰め日本だとどの時代が面白いか。現代史を紐解きながら歴史秘話を織り交ぜながら。想像力が羽ばたく時代背景..。やはり、自分が生きていた時代が面白い。