お目当てのイタリアンの店が満席だった。多分年明けの新年会のような貸切だった。商店街の通りに面した開店から十年を超える人気店だ。イタリアンだからもちろんパスタが看板メニューでランチは大盛り無料で味もしょっぱくないしバランスが良くてしかもたくさん種類がある。さてアテが外れて急遽よく行くお店へ。いつものスパイスカレー。特製カレーだけどかれこれ4ヶ月以上同じだ。まだまだ在庫が残っているのか気に入って作り続けているのか定かではない。カレーは基本ライスとスープだから大盛りでも満腹にはならないわけで赤ワインに合わせておつまみのような追加メニューが欲しくなる。アボガドとタコ。このバランス。センス良いね。アボガドを今年も貪欲に食べていきたい。アボガド教団。アボガド楽団。教義と実践。しかも濃厚な味わいのどこかセグメントされた枠を超えて様々に関係を拡大できる魅惑の味覚がある。〆はデザートワインんのような原液を選択したもちろん集中にもなっていく。レモンチェロ。シェフがイタリア旅で3回来店してもてなされたレモンチェロ。旅の思い出を再現した素晴らしいストーリーの原液。
そう言えばネットで飲食店を他店舗展開する男がラーメン店の経営立て直しを配信していた。その中で「棚卸し」の重要性を語っていたのだけど当のラーメン店長が「棚卸しってなんですか?」と素朴に聞き返していた。うぅ!ラーメン店のオーナーも「どうやってするの?」
「え?棚卸しやってないんですか?」
びっくりなやりとり。自称天才もそんなもんかいな。