カレーたまごの日記

小説やノベル、文芸について書きます。

彼岸すぎの会席の宴

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発泡状態の秋鹿の霙。秀吉辞世の句にある露と双対の泡。今や泡が本質を先駆ける事象となった。現実世界の泡だらけを思うにつけ。

今日は日銀政策変更効果で日経平均が史上最高値を更新した。まさに泡が膨らみ続け金利のある普通の世界へ。早くも金融界では「追加の利上げ」をのぞむオカワリの声があがっている。

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カレイをこんがり。

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春の波瑠。黒木のハルは華。

若鮎は早春の桜の開花が遅れている風情すら演出する味の舞台を感じさせる。

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潮汁。カマの難解。

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肝入りうれしや。

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このお魚はなんだったかな。レモン汁る。

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今だけのいまだからこその筍が炙られて。

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さてお食事にステーキが。

海苔と山葵。

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いやはや贅沢だ。

 

饒舌な宴だった。我が近隣を語り。我が人脈を想う。宴は人生の祝祭であり祝賀であるからこそ楽しい。美酒そして美食が彩る。人間の妙味そして滋味が双対の奔流となって宴は盛り上がる。