新宿高島屋にて「大手まんじゅう」を購入、早速食べた。この饅頭は作家内田百閒が終生大好きだった故郷の饅頭だ。備前岡山の饅頭なんだね。
まぁ饅頭の由来とかは興味がなくて、作家内田百閒がこだわった饅頭という一点に興味が尽きない。ブラ旅の元祖「阿房列車」で自由自在の文章を綴った。
これから本格的に内田百閒を読むわけだけど、今の時代だからこそ、人間が生きること、人間が人生を味わい楽しむこと、偏屈過ぎるほどに、自分の好きなことにこだわる、組織や団体や集団に与するのではない、人間謳歌を目指す、みたいな生き方ね。
この饅頭はある特定の人間が依拠すべき事物の象徴を色濃く帯びる。生涯こよなく愛した故郷の味って誰しもあってもいい。
こじんまりした感じ。