日本酒会。やぱり「悦 凱陣」純米大吟醸。しかもしずく取り、しかも3年熟成。山田錦。まったくなぁエレガントな凱陣だった。あくの強い変態偏差値の高過ぎるかの凱陣ではなかったけど、この方向性ってありだろ。高級志向が強まる日本酒界隈だが。
日本酒、特に純米酒、その中でも、無濾過生原酒、ますます楽しい。
韮玉。たまご料理が大好きで、このボリュームたっぷりの韮たまに討たれた。討伐だね。
討伐、討論と言えば。
ネットで三島由紀夫と東京大学のサヨク学生の討論会を視聴した。TBSがこの討論会を全編収録しているのは知っていたが、編集権行使があまりにも酷い。全部、放映して欲しい。東大の連中の老醜の極みもさることながら、イデオローグが時代を経て如何に色褪せ「壮大なゼロ」どころか、全くの有効性を放てない。色褪せない三島だ。議論の前提になる知的な謙虚さが廃れて久しい。
「太陽の季節」の石原慎太郎を信奉し我らが安倍総理に心酔する多分、営業マン的擬態を弄している筈だろうが、そのG社の社長がかつて憲法改正の為に死んだとかいう三島由紀夫についてツイートしていたが、「小説を最後まで読まずに」売れると売れないとか判断する、と暴露された、多忙の合理主義者否商売人の、三島には多分、蛇蝎の如く軽蔑されていた筈の御仁。
まぁ三島由紀夫に関しては文学と政治、就中天皇に関してはいろいろあるわけで。
お薦めは全貌が文庫本に収録される。
和牛。北海道は大沼の純朴なる牛。その部位はランプ。江戸川ランプ。否江戸川乱歩、本名は平井太郎。因みに米国作家のエドガー.アラン.ポにペンネームは肖った。
この和牛、その赤身の色艶抜群。文芸作品をも凌駕する第七官界への誘いだよ。
カレントな話題が喧しいけど農産物の関税撤廃で米国産牛がどっさり入ってもいい。治外法権そして関税自主権を放擲するオールアラウンドな通商問題も結局は消費者のリテラルにある。その主導権その自主性。
とある作家が言うには、日本を捨ててよその国へリアルに逃亡したい連中が増えているらしい。コスモポリタンか。似非だよ。まぁ日本を捨てて何処に行ってもいいけど、和牛を食べるには日本に居る事だね。食は旅だけど、まぁ後悔先立たず。