カレーたまごの日記

小説やノベル、文芸について書きます。

さよなら西田敏行、ボクらの時代。

俳優の西田敏行が死去。記憶に残るのは「池中玄太80キロ」だ。確かリアルタイミングではなく午後4時の再放送だった。カメラマン玄太と死んだ妻の連れ子たち。マドンナ坂口良子。人情味溢れる上司の長門裕之。あの頃は金八シリーズも毎年あったドラマの時代だった。武田鉄矢今何処。同時期、大人気漫画「タッチ」も連載されていて作者のあだち充は玄太を参考にタッチを描いたと後日語るほどのファンだった。「もしもピアノが弾けたなら」最終回西田敏行が歌う。感動したなぁ。もう一度全部観てみたい。あぁかなりの年月が過ぎたかおり?

演技の領域は広々太平洋だった。「ドクターx」では病院院長を演じた。「敵は本能寺にあらず!」忠誠を使う遠藤憲一が叛逆の黒革手帖をむしゃむしゃ頬張るシーン。「御意」「御意」そして「致しません」さすが中園ワールド!

もろ団塊の世代。これから悲しき別れが続く。テレビからネットへ。映像表現のメディアチェンジはもう決着がついた。みな七十後半。みな六十過ぎ。アイドル連中とお笑い連中。彼らが政治的発言を繰り返し今の時代状況はますます「安全安心」へリードされる。

西田敏行、本当にありがとう。冥福を祈ります。