昨夜は新蕎麦をいただいた。穴子天麩羅の二色せいろ。麺料理の最高峰は蕎麦ということで日本一の評価を受けたラーメン店主は蕎麦屋さんを巡る。そう言えばパスタを作る料理人にも蕎麦が好きな連中が多いそうだ。蕎麦前も楽しいがやはりがっつり食べておきたい。
トマスピンチョンの「V.」を読んでから以後、様々読んできた。最近、「G.」なるタイトルを思い浮かべた。ガジェット好きのネット配信者をよく視聴する。殊にアップル製品を解説する配信が多い。マック好きなのを「信者」とか自称するHIKAKINやセトコウジたち。違和感がある。大ファンでいいの。新商品が出る度にロマンとか言って散財することを自分で蔑んでいるのかな。憐憫ファンか。
その昔、アップル直営店が銀座にできた時、大行列が京橋の向こうまでできた。その行列を眺めながら「何あれ?」と彼女が言ったのを「アップルのファンのひとたちだよ」と解説した彼氏が凄く真摯な紳士だと感じた。
G-SHOCKやRICOHのGRとかね。Gがつく商品への偏愛な世界を虚構世界で描きたい。ピンチョンのV.もそんな文字遊びの要素があった。
蕎麦屋の壁に年末年始のスケージュールが貼ってあった。もうそんな時期だと思った。