カレーたまごの日記

小説やノベル、文芸について書きます。

勝利猫が惰眠する。

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微睡む猫。猫は寝ていてこそ。我が世の春爛漫だろう。

 

東京では野良犬はいない。猫やカラスが多い。猫も愛護とかのパターナルな発想で去勢が当たり前だけど。以前、作家の書いた「子猫殺し」のエッセーが物議をかもした。

 

この猫も耳に刻印がある。もう二度と生殖行為ができない。大きな猫だ。領土を奪った、縄張りを勝ち取った猫だ。勝利猫。でも子孫を残せない。誰のせいか。

区議会選挙の物乞い連呼。三十三歳誰それの孫。我が地元の皆さん。

猫ちゃんは眠る。馬耳東風なる猫耳も静寂そのもの。

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