カレーたまごの日記

小説やノベル、文芸について書きます。

猛烈雷雨の翌日に。

昨夜の集中雷雨は凄まじかった記憶もぼんやり。またもや梅雨最中の天気に舞い戻って気温もすこぶる低下した、どんより。

今読む『日本蒙昧前史』の語りが面白い。1976年1月31日に鹿児島市立病院で誕生した歴史事実を作者が小説改竄する。まるで事実であるかの語り。小説が題材にする事実は全て虚構となる。もっと言えば表現は全て虚構性を帯びる。なぜなら?それが表現の思想性だ。

前史という撚りがタイトルにあるようにトピックを小説に取り込むための手法をガリシアマルケスに模した語りで実行した。全史ではなく前史。面白い。電車道もおもしろかったけど今回も楽しく読んでいる。読む中にしか小説はないらしい。