カルトな人気作家の村上春樹も七十後半となった。今では長編小説と短編小説と翻訳を独自の文学サイクルで回しているわけだけど、彼の小説の題名には不穏なものがある。例えば「パン屋再襲撃」や「納屋を焼く」「騎士団長殺し」。曲の題名や絵画の題名を援用依拠するパターンもあるのだけど。
そして今ではネット炎上が流行る。気に入らない敵に個人情報を晒して攻撃襲撃を間接的に目論む。例えば米屋襲撃やうどん屋襲撃や寿司屋襲撃そして餃子屋襲撃とかデジタルのソーシャルなネットワークで影響力を持った人気者が放つメッセージを敬虔に尊崇してアクションを起こす連中のメンタルはそれこそ嗜虐なリベンジを孕む。匿名のなんたる贅沢な驕り。驕慢そして傲慢。愚昧愚劣も多数派でやってしまう。そこには依存性と病みつきの中毒性が犬笛によって邪悪なトリガーが発動され動員される流れがある。そして麺屋初襲撃とかね。
思うにファンであるが故に凶行を実行してしまったとかの顛末回顧奇譚を巡って。店主の無神経な一言にキレて大好きなラーメンごと闇に葬る話とか。リベンジビジネスに襲撃依頼が舞い込んで闇バイトを100人雇って行列をジャックして常連を追い出す。そしてカウンターを占拠して悪態をつく。連日のイレギュラ客の饗応だ。人気店とかの行列を100名単位で派遣する行列ジャックのお話とかさ。自由な妄想もノベルだけの話だけど。
そう言えば毎日ベランダに鳩がやって来る。鳩襲撃。鳩屋敷が放火で炎上したあの記憶も蘇る。早稲田通りに面した西早稲田のタバコ屋が近隣の迷惑を無視して餌をばら撒いた。罪のない鳩たちの害悪極まりない糞が悪臭と悪評をばら撒いた。ばらまきの連鎖ね。警告を無視するタバコ屋店主。そしてボヤ騒ぎが連続。年明けの未明に鳩屋敷は炎上した。放火犯人は未だ捕まっていない。焼け跡に鳩たちがいたのだけど。餌はもうない。ばら撒けない。
カラスや雀そして鳩たちとのトラブルは鳥害と言われているわけだけど厄介至極だ。ベランダに鳩が巣を作って出産する。鳩の赤ちゃんが育つ。またやってくる。ベランダを網で囲んで飛来を防ぐ。まるで監獄のような外装のマンションが至る所に。鳥害対策は行政はやらないのかな。