











最近月がよいね。
その今宵に会席料理の岸由へ行ったのだけど。しばらく取り掛かっていた村上春樹長編小説再読会を終了した。『騎士団長殺し』を読み終えた。76歳になるこの作家の文学的業績は長編小説に収斂される。本作は絵描と絵画からのインスピで作品世界とパラレルなメタファとイデアの抽出がとてもマジックでリアルだった。免色という特異なキャラクターと秋川まりえの関係性やさまざまなトリックが用意されていて大変に面白かった。常々思うのは傑作小説には読者へのイマージュが喚起される効能があることだ。読んでいくうちに書きたいと思わせる文学的拡張性の誘因力が村上春樹にはあるのだ。