









早めの確定送信を終えて。デジタルの恩恵を五臓六腑に浸透させ感謝の念まで抽出すれば美味しい晩餐ディナーの予約もあって青春学生時代の遊び場だった高田馬場へ繰り出す歩調も勇足だ。
ふと思い出した。様々な毀誉褒貶の右顧左眄も気にせず家族のために頑張る料理人だった女性のネット配信を見た。焼きそばだった。レシピ作家として大成功をオサメタ推定印税は二億超。チャンネル登録数も40万超え。高額収入を果たした。廃屋リノベで厨房から台所へ。プロフェッショナルからアマチュアエンジョイへの様変わりのメリーゴーランド。人生は万事が塞翁が馬。七転び八起きも継続は力のベースがあってこそ。冬は必ず春となる。明けない夜はない。朝露の如く消え去るのみ。
バレンタインのその夜、お店では家族一丸となって入客制限をしながらの営業スタイルに変わっていた。予約せずに来店した若い男がその場で予約を入れようとした。マダムは「お電話で受けたまわります」という。グループで予約してまだ連れが来ないひとときの次回予約のあれこれ。大概の客は次の予約を入れて帰る。予約の取れないレストランはそんなありふれた事情だ。常連認定もそれはそれ。つまりは店が客を選ぶ。客は選べない。単にスペースの問題ではない。
大人気YouTuberリュウジ氏の話で言えば店をやるよりネット配信した方が儲かるしやりやすい。愉快な仲間たちとまるで学生の文化祭のノリで製作配信する。丁寧な料理手順とレシピの記載そして何よりキャラクターが際立つ。人的魅力こそが全てだ。伝説の存在からベストセラーズを連発しマスメディアの露出も継続しながらまるでダッシュ村のような場所の廃屋リノベされた台所で素敵な料理配信をする。
今夜はチョコな気分だった。ホワイトチョコレートをたべたのだけれど。美味しい赤ワインを予想外のペースで飲み干してしまって。
マダムのご厚意でサービスされた赤ワインのタンニンが効いた味わいにほろ苦さと純真清純なホワイトのとろけ具合が絶妙過ぎて脳髄を連打したのだった。