大概の会社で冬季賞与が支給され、いよいよ歳末のバーゲンセールに突入の今日この頃、その土曜の夜イタリアンを食べようと。
2012年のイタリアのおいしい赤ワインを楽しもうと言うことで。
スパークリングワインの勝どきを感じつつ。
スモーキーなチキンと色鮮やかなキャロットラペ。そしてネギの香ばしさ。
増量されたイカ墨パスタを丹念に味わう。
墨汁のような色艶やかな角色が、誠にこのパスタの異界かしいペーソスを深めています。
そして、ハンバーグこの肉肉しいまでの喜怒哀楽のアクセントが、正しくトリュフオイルによって醸されている事は注目すべき特異点であると思われます。
そして、お魚のポワレ、これもまた、このお店の自慢の鮮魚ワールドであると思われます。
そして、別れのティラミス正しく、映画の世界で描かれた幸せのレシピのシンボリックなデザートであると思われます。
幻想と愛間の深い今だからこそのデザート、そして別れと同時に次なるネクストの喝采を目指して、その余韻をビターに味わう人生に添える美しき相棒のような旅の途中の気分にさせてしまうのも不思議です。
寒さが一段と厳しい夜になってしまいました。今政治の世界では税金と言う課税権を争う難い争いが繰り広げられていますが、それはそれとして人生の実りある豊かな生活を支えるのはリアルのファイナンスであることも忘れないようにしていきたいものです。