夏の気温。名残どころか残暑本番。快晴。今日はゲリラ豪雨はなさそう。
「ねじまき鳥クロニクル」を順調に読み進める。ノモンハン事件の回想。間宮中尉が岡田さんに語った話が残酷だった。井戸の中で死を覚悟した中尉の追憶。形見分けがカティーサークの空箱の意味するものは?1984年夏が小説の中に流れる。猫の次は妻が居なくなった。謎解き。再読だけどまったく記憶がないという残念な話。そのぶん楽しめる。小説は読んでいるその時が一番大事だと思う。AIが要約してくれる。Netflixも早送りボタンがある。早く結末を知りたい視聴者用だそうだ。普通列車よりは新幹線のぞみ号。船よりはジェット機。速さは価値ですらあるけれど。自分の人生を倍速では楽しめない。