カレーたまごの日記

小説やノベル、文芸について書きます。

ラスト晴れ。

晴れ。明日からずっと雨が降る予報。台風が居座る列島縦断だ。そして夏はフェイドアウトする。昨日食べたラーメンを思い出す。煮干しラーメン。特製には特製チャーシューと海苔そして刻み玉ねぎそしてゆで玉子があった。デフォルトの麺が少ない。スープは途中でひえちゃった量も少ない。熱々スープをたっぷり完飲したい。店ではスープはいつも完飲する。susuru氏がうまいうまいと言ってもスープを全部飲み干してないとそんなもんかなと思う。スープを全部飲み干してこそ食べたことになるのではないか。しかも食レポで気をつけないといけないのは食後の感想を表現するとき単に美味しかったことだけではなくてかなりの確率とウエートを占めるのが接客や居合わせる客たちの気配や雰囲気だ。脳みそが五感をフル動員して「味わう」。店内は私一人だった。開店早々貸切状態だった。初めてじゃなかったが店の人間はスルーだった。確かに今は面倒臭い店の応対など不要な時代かも知れない。だからイヤフォンを外さない。コールが確認できない。家系や二郎はかなりやばい。でも何ていうのかなウエルカムなムードを醸した方がいい。自分たちの味に絶対の自信があるならなおさらだ。コストがかかるから客から当然のごとく貰う。商売優先の店には殺伐としたオートマティックな雰囲気がある。客はそれを肌で見抜く。スープがぬるい。麺が少ない。味わいは他とちがうのは当然だがやはり何というか。CSは上がらない。そしてもう行かない。見城さんの言う熱狂がなかったのだ。でも最後まで読まないのに龍が「どーして最後まで読んでくれなかったんですか」恩人春樹さんに訴えた。花村萬月の暴露もあった。「小説は最後だけ読む」

ラーメンも全部食べないとわからない。でも足らない。二郎や家系でもないけどドカモリならいいのでもない。ジャストな満腹感。また行くしかないね。食べるしかないけどさ。