気温が29℃。熱中症に気をつけながら冷水を浴びた。炭酸水がなくなり美味しくて綺麗な水を飲んでいる。ビールもない。あの小説を読んでいるときは飲みたくなったが。
村上春樹の再読第二弾「1973年のピンボール」を読んでいる。鼠や井戸の話が出てくる。第二作として継続しているのだろう。多分。直子というガールフレンドはその存在性がのちの諸作品に反映されていく。
「風の歌を聴け」と「1973年のピンボール」はそれぞれ芥川賞にノミネートされたが落選した。三度目の挑戦はなかった。毎年、ノーベル文学賞を受賞するかもの機運が高まる。今年はどうだろうか。ラジオ番組をもったり母校に特設空間をキープしたり。団塊世代の終焉が近いが村上春樹はすこぶる計画性がある作家だ。原稿の締め切りに遅れたことはなく今や締切自体も自分で決める。何もかも破格の作家活動だと思う。