2002.7.9土曜、高太郎@渋谷へ行く。
前日の総ジャーナリズム状況を生んだ大事件の余韻は濃厚。しかも明日は国政の投開票日だ。応援演説中に背後から銃撃された。犯人は40歳代の男だ。ご冥福を祈る。
渋谷は静寂に近い閑散気分が漂う。
ビル谷と言ってもいいほど駅前の開発は続く。
土曜の午後5時半過ぎ。
さて今宵の肴は何がいいかな。
いずみ橋のとても爽やかなきもとだ。とんぼの幼虫ヤゴが夏酒のラベルにいつもある。
大桃豆腐。あげと冷奴。池袋のユニークなお豆腐屋さんだ。いつも品切れ。湯葉は絶品。
高太郎の刺盛りは熟成させて旨味を引き出す手法。鯛もマグロもおいしい。そして大葉の陰で先達が泣いているわけではなく高太郎特製寿司酢のしゃりくんが鎮座する。
今宵の大治郎はうまかった。ついつい大五郎と間違えそうになる頃語呂だよ。
必ず注文する鴨クレソンサラダ。和食店ながら野菜がおいしいお店だからこそ。chicoryやMUSTARDがしかもフルーツとまとの酸味あって甘い味のゲラでーしょん!
今夜の竹雀もうまい。
グラタンもうまい。初めてトマトが入ったね。花山椒の緊迫のスパイスが効く。
やっぱりこの酒を頼んでしまう。最高!
玉蜀黍が葛海に浮かぶ。味の冒険島を目指せ。茶碗蒸しも高太郎ではマストね。
お燗でいただく。
玉蜀黍のアゲアゲ。二種類の豆らしい。違いはもちろんわかりませーん。旬なたべものって季節が濃縮されちゃうのね。だから夏の香りって韓国ドラマであってスンホンくんがかっこよかったけどいえじん嬢も可愛かったとか記憶想念喚起の作用もあるから記憶の合成が味覚そのものだと改めて思う。
メンチカツ。デザートはとっておきながら。ハーフがベストね。これくらいで完了。
茶豆が終わちゃた。ししゃもくんのお出まし。すこし痩せて枯山水テイストちょっぴり硬い。
ティラミス。映画「幸せのレシピ」のティラミス。人生を変える味わい。
「思い出しました。あの映画・・」
「『幸せのレシピ』です。あの映画のティラミスを思って作りました」
味わい深い。そして更に美味しくなる。