2019-07-26 ノベルの島へ。 瀬戸内海の無人島へ向かう。本土が小さく岸辺のアルバムのフレームに収まる。海面と視界のパラレルな交錯。海風が濃厚な塩分を煽る。噎せるより息苦しい刹那の喘ぎ。 船の旅は時空の倒錯だ。浮力が波風を逆立てる。船上も海上。空の下の水の上。 構想中というより執筆中の虚構の島を目指す。ノベルは見切り発車、否踏ん切り出航しないと永遠に書き終わらない。目指す方角だけでも決めて出発だ。プロットの詳細も締切も気にせず。自由に書いてみる。