これぞフレンチ料理ってあるけど。「牛頬肉の赤ワイン煮込み」なんだね。
内臓系って何となく放るもん。ホルモン、例えばイタリアンで言えば「トリッパのトマト煮」とか。胃袋でっせ。ストマックでんがな。そんなもん。
もちろん赤ワインで合わせるわけだけど。しっかりした味の土台、フルボディなテイストがいい。アロマも当然アダルティーなロマンぷりぷり。艶やかで妖しげ。ミステリアスなストーリー展開を予感させる。音楽性と物語性。つまり文学と融合した音楽のやばいやつ。味覚って人間の生命に関わる根幹ハーモニー。もっと饒舌になっていい。騒げ遊べ。死亡遊戯さ。食の味わいは生と死のせめぎ合い。