カレーたまごの日記

小説やノベル、文芸について書きます。

ステーキの焼き加減を案じながらも。

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 和牛ステーキがやって来た。そこで昨今の時事カレントな話題を考えながら。

しかし喧しかった。五月蝿過ぎた。衆愚を煽る狂気の連呼。単純なスローガンが大音声で繰り返される。ナチかよ。ゲッペルスかよ。時代は繰り返すか。

 

 民衆大衆一般なる選挙民に最敬礼そして出来もしない空約束の空理空論。あぁ政の宴後。喧噪と狂騒の果て。政治って人間支配の権力関係だから人間の暗部や恥部そしてオゾマしい部分が露見露呈するわけだけど。欲望も暴力の亜種派生の現象なのだけど。

 

 支配非支配を勝ち負けだけで判ずることって難しいな。その異常な状況性を鑑みればいろいろ表現の判断規準も炙り出せるかも知れない。表現も或る種魔性の現象だから。

 

 世の多勢の言説は極々一部の特権的な位相から発する。民主な世の中も叶うべくもない理想論の幻想なのかも知れない。権力のカウンターサイドが皆、衰退するこの文化状況って何だろう。

 

 さぁ和牛しかも大沼牛のサーロインだ。鉄板の余熱で好みな焼き加減を。食するのは我らが国民市民大衆市井の一般人さ。肉欲の肉食。毒を喰らわば皿までもだろ。

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