カレーたまごの日記

小説やノベル、文芸について書きます。

閑暇四方山..ノベルを夢見て..。

 

ノベルのモデルは慎重に決めたいよね。実在人物は特に慎重に。でも作者は今を生きてる。生活空間がリアルにリアルに存在する以上、その同時代性や時代の空気..から完全に距離を置く事はできない。実在モデルも同じ時を生きている..。でもフィクションに取り入れると..。

 

だから魔界転生が流行るのかな。その不可能性をイマジネーションで補うってことだけど..。でも現実逃避でもあるわけで..でもそれを言うなら、フィクションは、暇つぶしの娯楽、極楽.エンターテイメント、でしかない。しかないわけないけど。

 

何かの役に立つとか立たなきゃ意味がないって言説がネットでは本当に多い。アインシュタインだって言ったじゃない「落ち着いた謙虚な生活」の方が「成功を求めて不安な生活」より..、幸が多い、って。

 

でも会社や組織でそんなこと言ってると..排除されちゃう..怖い怖い。

 

でも吉本隆明も言ってる。庶民の有り触れた生活にこそ..真の幸福はある..。何か当たり前過ぎて..でも新自由主義の稼いだもん勝ちな風潮は勝ち組と負け組。天国と地獄?

 

「東大から刑務所」って本が話題みたいだけど..。できれば、刑務所にも牢屋にも行きたくない。臭い飯なんか喰いたくもない。そんな犯罪経験者が何を今更..。自慢話にもならない。ほんと..どこの出版社?

 

映画「摩天楼を夢見て」のアル.パチーノが吠えた台詞が印象的だよね。金の為だけに生きているわけじゃない。摩天楼を..蜃気楼..なんだね。

 

アルパチーノ扮するローマが言ったじゃない。「大金が手に入る。それは大金を使うチャンスを手に入れただけだ」

 

手段と目的..。いつの間にか手段が目的になってる。忙しさと目先に囚われて..。

 

だから「落ち着いた謙虚な生活」を夢見てしまう..。