カレーたまごの日記

小説やノベル、文芸について書きます。

旨味成分、病み付きノベルって..。

 

「千年の一滴」という映画が良かった。仏日合作のドキュメンタリー。ナレーター木村多江が凄く上品に語ったけど。ますます魅力を増してくよね。もっと彼女の活躍があればいいけど。看護士役とかはまりすぎていたよね。ガッキーも看護士いいよね。ナースのガッキーそして医者の源くん..。

 

その映画の中で「出汁の旨味成分」の話が出て来る。病み付き成分。いくらでも。止まらないやめられない。カッパえびせん..。成分配合もさることながら..旨味って味覚の中でも特に日本人には最高だけど。発酵させた昆布、きのこ..鰹節..。お出汁、出汁。

 

和食はこの出汁の如何が命だよね。この成分をノベルにも欲しい。絶対に欲しい。

 

文学にとっての旨味成分..。僕が思うに、愛だったり恋だったり、もっと突っ込んで言えば、欲望..。しかも根源的な本能の欲望..。「性欲」「食欲」「寝る欲」「集団欲」「支配欲」などなど..。

 

その中でもやはり..エロスなのではなかろうかぁ。谷川俊太郎黒木瞳に「エロスが全て。もうエロスしかない」って語ったよね。

 

感情感性を鷲掴みにするこのエロスって奴を!

 

エロスって何なの?
エロスってどうなの?

 

エロエロではないよね。もっと芸術的な格調高い..美と死を絡めた悪徳のあざとさ..。