カレーたまごの日記

小説やノベル、文芸について書きます。

「芥川賞」受賞の記者会見雑感。

 

2017.7.21

暑い。真夏だ。助けてね。もう少ししたら生ビールを飲んで真夏のパスタを食べに行く。パスタ、パスタぁ。

さて芥川賞直木賞は年2回ある。先日、芥川賞受賞した記者会見をネットライブの中継で見た。前回の中継も面白かったので芥川が保坂和志の仲間の劇団やってる作家、直木賞恩田陸だった。「蜜蜂と遠雷」は読んでみたいなと思っていたのだが。劇団やってる作家はそれほど印象にも残らなかったけど恩田陸の会見はまさに「憲法改憲くらいなインパクトがあった。

音楽と文学の関係やエンタメ小説の今後や出版業界が新人を探し求めている現状で書き続けている今に感謝している云々。名実共に受賞という安心安定希望は知らんがあったように思う。

今回の沼田氏の会見はもちろん憲法など改憲もしないわけだが度が過ぎて緊張していたのではないかしら。改憲場所に否会見場所にでてくる服装ではなかった。「ジーンズ一本しか持ってないのにベストジーンズ賞を貰ったような」感じだったという。受賞作を読んでみたいと思う。

「震災によって人間の内部が崩壊していくことを表現した凄い小説」との主張が通った選考委員の話もあったらしいが。まるでケンカのような議論があったというがこれは多分、ストックのない新人では出版社にシナジーがないという赤裸々面あったのかも知れない。詳しくは知らないが。毎回、何回も落選し続けてやっと受賞というパターンが多かったように記憶するわけだし。田中氏なんか「もらっといてやるよ」と言ったらしい。不機嫌会見も見せ場だったのか。一緒に受賞した円城塔氏はまるっきり印象がなかった。理系の難しい作風も災いしたのか。

NHK文学賞を巡る流れが面白い。宮本輝が番組に出たし芥川賞関係の報道も最近かなり力がこもる。大相撲、将棋、そして芥川賞..。東京オリンピックもあるしますますNHKが面白い。