カレーたまごの日記

小説やノベル、文芸について書きます。

夏になった。

 

2017.7.19、気象庁は「関東甲信越地方に梅雨が明けた」と報じた。これから立秋までが所謂真夏なのだ。

八月はご先祖様の御霊を敬う聖なる時節でもある。発汗のシーズンでもある。泡の本番でもある。生ビールをノド越し爽やかに飲み干す季節なのだが。この夏はキリン、サッポロ、サントリーのビール工場を廻る予定だ。「一番搾り」「サッポロ黒」「プレミアムモルツ」のできたて生ビールを「無料」で試飲する。できたて鮮度抜群がうまさの第一条件らしい。

小説「大鮃」に絆されてノベル「鱸」を試行錯誤中だ。スコットランドの北端の海で大物釣りの冒険が自己救済になるかどうかは分らない。未知なる体験が潜在意識を活性化させるのかどうかも分らない。

ノベル「鱸」では夏の旬な高級魚である、鈴木さん否、すずき、スズキ、鱸を巡る。この食材を巡る冒険である。メタファーの鱸。大物だけど大豹はおいしくないらしい。イタリアンシェフに聞くと「よく賄いで食べましたけど..うまくないです」という。

食材の鱸は穫った後が闘いだ。お笑い芸人の「ネタ」も小説家の「素材」もジャーナリストの「事実」も時間が介在する。旬な時間を大切に。今、この時を生きる自分を大切に生きる。