カレーたまごの日記

小説やノベル、文芸について書きます。

ワイン会@内海

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今年を振り返って。

十月、瀬戸内海の田島でワイン会があった。台風19号が襲来中だった。島は本土と橋で繋がる。過疎と観光。漁業と飲食文化。地元の葡萄を郷愁を込めて醸造するワイナリーの心意気。地産ながらも拡張現実を模索する。

 

瀬戸内海の落日。島から本土へ向う途中。

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追憶のフレンチ。

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シェフとマダムがインフルエンザに罹って臨時休業となって残念。年末最終営業日に行きたかったフレンチビストロ..。もうどこのお店も年内営業は終った。今日は晦日だ。

 

ハラミのステーキ。タマネギのソースがよかった。

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デザートはバスク風チーズケーキ。スペインのバスク地方でチーズケーキは産まれた。

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忘年会、食べ放題飲み放題。

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忘年会、食べ放題飲み放題。

●●放題が流行る。定額料金。IT系の文化と思いきや。音楽も飲食も通信通話もなんもかんも。ネット動画もネットノベルも。定額料金は継続性が有効だけど、クリエイトサイドは定額によって停学否、低額になっちゃう。個別の価格反映がなされず、十把一絡げってことね。

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山吹町と矢来町を徘徊。

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 懐かしいちゃんぽんぽん。「長崎ちゃんぽん」を産まれて初めて食べたのがこのお店だ。その頃早稲田の学生(教育学部)だった友人と深夜によく食べに行った。早稲田通りが坂道となって矢来町に入る手前のかどにある。山吹町だ。あれから幾星霜かしら。出来たばかりのピカピカのお店だった。

 風光明媚な海外の観光地や国内の景勝地を巡る旅も面白いけど、時空を逆転させる否逆流させる追憶と悔恨いな逡巡の夢幻回廊を逝きたい。人間の記憶の変容と変性を体感すべくさまざまに東京アクションする。

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 出版業界の光と闇。まだやっているかなと思いきや閉店だった。今や話題のAKOMEYAが入る。おいしいタマゴサンドのカフェは無くなった。悲しい。

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イタリアウイスキーを飲んだ。

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イタリアのウイスキーはいかが?

新宿の山吹町にあるイタリアレストラン。イタリアのパンの町として有名なアルタムーラ、その地名を屋号にしたお店「アルタムーラ」で名物のフォッカッチャを食べた。

店内に入るや否や濃厚なパンの匂いがした。イタリアンレストラン特有のガーリック臭はしない。和食のお店のご飯がおいしいように、イタリアンでもパンが名物なのが素晴らしい。

「イタリアのウイスキー飲んでみたいね」

そんな会話をしておると、食後のデザートワインを薦められて「イタリアのウイスキーもあります」と店主に薦められたのがこのワイン。「PUNI」だ。スコッチのシングルモルトの味わいがマイルドに口の中に広がる。アルコール度数はシングルモルトである以上は高濃度だ。しかし穏やかで伸びやか。味わいは焼け付くような容赦ない攻撃性もない。いたってイタリアン。しかもドイツ語を話すイタリア北部のアルトアディジ。欧州の越境性が醸す人間とアルコールのアンサンブル。和声学のハーモニック。

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来年のカープは..。

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今年を振り返って。2019.5.26日曜@東京ドーム。あの頃は連勝中で強かったカープ。丸に打たれ長野も打ち返したけど、負けちゃった。

写真右端の衣笠ユニフォームのおじさんはファールボールをグラブで獲った。

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生ビール、美味しかった。

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台風接近中の鞆の浦。

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今年を振り返ってみる。台風19号が関東地方に接近中の瀬戸内海の鞆の浦だ。潮待ちの常夜塔が有名だ。北京オリンピックが開催されていた頃、アニメ「崖の上のポニョ」が大ヒット中だった。鞆開発も争点になった福山市長選だった。開発派が勝利したのだけど、広島県知事がストップを掛けてた。いくら何でもこの歴史ある風景を壊してはいけない。今や日本遺産に認定され、世界遺産の認定を目指す。宮崎駿も愛した風光明媚な海岸だ。写真は逆光で露出が悪い。薄暗い。

乙女心をくすぐる海辺のワルツ。

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パエージャ!

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社会風俗としての年末行事なんだが、無理してチキンでもケーキでもない。ライスが一番さ。魯山人だって「ごはんを美味しくし過ぎてはいけない。何故なら」ギャル曽根だって「何が一番美味しいって、それはもう、ご飯ですよ。ご飯が一番美味しいです」と。なるほど。白ご飯なんだね。でもこのパエージャだって最高さ。アルデンテなの。ペチャペチャしてもダメだけど。 

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密室の防音。

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音大生にとって至福のルームだ。でも冷暖房その他空調はどうなのかしら。

山手通りと目白通りの交差する辺り。路線バスの路線図を見れば、東京音大前の停車場を確認出来た。

確かに騒音が近隣迷惑の主要課題かもしれない。ゴミ屋敷や鳩屋敷、様々にあるのだが。音響の退っ引きならない切迫性、除夜の鐘もクレームになる時勢だが。

他者への耐性は凄く閾値を下げる。我慢しない。過剰な反応も多発する。自分の利便や快適さを追求して止まない。

戦後間もないころ、若かりし作曲家の武満徹はピアノの練習に苦慮して、ピアノの音がする家を訪ねては「ピアノを弾かせて下さい」と懇願した。

「快く貸してくれたもんです」

「今、同じこと言われたらピアノ貸しますか?」

「貸さないです」

あの時代だから、出来たこと、そう武満は語った。

防音の部屋では近隣に、未来の作曲家にさえ音は漏れない。