カレーたまごの日記

小説やノベル、文芸について書きます。

ハイアー雑誌編集長haru.のインタビューを見たんだよ。

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2017.7.26

ハイアー雑誌編集長haru.のインタビューを見たんだよ。東京芸大在学中の彼女は帰国子女しかもナチまで発明した天国と地獄がワンセットの文明帝国ドイツにジュブナイルの6年間を過ごしたんだ。

今の教育って俺らの世代からすると劣悪だと思う。費用対効果があまりにもなさ過ぎる。同時代の社会にも彼らを優しく受け入れる余裕も度量のない。

ネットには自分たちの雑誌は記事すら出さないという思いは「紙に載った物として存在させることに意味がある」という。お気軽ではないな。感動的だな。しかもウエッブで資金を集めた。二十五万円の目標達成。でもそんなに少なくて雑誌発刊なんてできるのかな。知らないけど。

haru.は女優の誰かに似ている。「問題のあるレストラン」という話題になったテレビドラマのサブヒロインだね。主演は真木よう子。エラの張った驚くべき胸囲の女だ。爆裂を封印してクールに演じていた。脚本は「東京ラブストーリー」を書いた妻に美人女優を持つ最近も「カルテット」を書いた。

haru.は癖のある風貌だ。噴水の前で自由に(多分ポーズを取っている風には見えない)胡座を組んだジーパンもどことなくだらしない。かなりアンニュイ。工事中の足場に引っかかるブルーシートの脇で仰け反ってみたり。現役芸大って何から何まで意味が深そう。

haru.はインデペンデントを強調する。売るために広告主や読者に媚びるのは違う。自分たちのやりたいことをタブーなしで追求する。だから政治も主要なテーマである。体制や権力にも対抗していく。タブーがないということは自由でなければならない。自由なharu.はセックスにもジェンダーにも自由のようだ。IMG_1501.jpg